格安VPSのAmazon Lightsailを使い20分でブログを立ち上げてみた

作ってみた

 久しぶりに自分のブログを書こうと思い、格安VPSのAmazon LightsailにWordpressをインストールしてみましたので手順を備忘録としてまとめときます。

 ちょっと引っかかるところもあったので、実際には2~3時間はかかってしまいましたが、以下の手順で行えば20分くらいで自分のWordpress管理画面にアクセスできるところまでたどり着くのではと思います。(管理画面のログイン情報は次の記事で紹介しています)

Amazon Lightsail ってなに?

 Amazon Web Service(AWS)で提供しているVPS(仮想専用サーバ)で、最小構成だと月額3.5USドルと、お子様のお小遣い程度(または立ち食いそば一杯?)で仮想専用サーバを利用できるサービスです。

 様々なサーバのテンプレート(ひな形)が用意されているので、必要なシステムがテンプレートにあればあっという間にサービスを開始できます。国内の事業者でも、Conohaやさくらインターネットやいろいろありますが、今回は3.5ドルの費用を重視してLightsailにしてみました。

Lightsail でWordpressサーバを作ってみましょう

すでにAWSのアカウントやブログに使うドメイン(ホスト名)とかは取得しているものとして、以下の手順でWordpressのサーバを作っていきます。この手順のゴールは、 WordPress をVPSにインストールして外部(自分のパソコンやスマホ)から初期状態のWordpressにアクセスするところまでです。

手順のまとめ

  1. AWSのコンソールにアクセスし、新規に仮想サーバ(Lightsail)を作る
  2. インスタンスを作る
  3. 固定IPアドレスを1つ取得し、作ったインスタンスにアタッチ(割り当て)する
  4. 取得した固定IPアドレスをブログに使うホスト名に割り当てる

AWSにログインしてLightsailの管理画面を日本語化する(3分)

AWSのコンソールにログインすると、「ソリューションの構築」という画面が表示されるので、「仮想サーバを使用して構築する」を選択します。

AWSのトップ画面

次に、Lightsailの管理画面に移動しますが、最初は英語表示です・・ということで、まずは画面を日本語化しましょう。

AWS lightsail のトップ画面(英語表示)

日本語を選ぶと、無事日本語表示になりましたのでインスタンス(仮想サーバ)を作成しましょう。

管理画面が日本語になりホッとしました。

インスタンスを作る(3分)

インスタンスの作成ボタンを押すと、インスタンス作成画面が表示されます。いろいろ選択項目がありますがデフォルトでOKです。

インスタンス設定内容は以下の通りです。

  • インスタンスロケーション  → 東京(ゾーンA)
  • インスタンスイメージの選択
    • プラットフォーム    → Linux/Unix
    • 設計図 アプリ+OS   → WordPress
  • インスタンスプラン     → $3.5USD
  • インスタンスを確認     → WordPress-1 (もちろんお好みの名前でOK)
  • キーオンリータグ      →(空白)
  • キー値タグ         →(空白)

これで「インスタンスの作成」ボタンを押すと、1~2分後にはWordpressがインストールされた仮想サーバが立ち上がります。20年以上前からサーバ構築(だけじゃないけど)でメシを食ってきた私からすると、あまりにも楽勝すぎてちょっと寂しくなりますねぇ。(おっちゃんの若いころはなぁ、OSを入れるのに何時間もかけて・・みたいなw)

サーバにはグローバルIPアドレスも割り当てられてます(濃いグレーの部分)が、固定IPではなさそうなので、次の手順で固定IPアドレスを割り当てていきます。ブラウザから、このIPアドレスにアクセスすれば、Wordpress 初期画面が表示されるはずです。

作ったサーバに固定IPアドレスを割り当てる(3分)

さすがに自分のブログサーバができたといっても、変更の可能性があるIPアドレスでアクセスさせるわけにもいかないので、変更されない固定IPアドレスを割り当てて、その固定IPアドレスに自分のホスト名を設定しましょう。

さきほどインスタンスを作った直後の画面に「ネットワーキング」というメニューがあるのでこれをクリックします。するとネットワーク設定が表示されるので、ここで「静的IPの作成」をクリックします。

静的IPアドレスの作成画面では、さっき作ったインスタンス(Wordpress-1)がプルダウンメニューに表示されるので設定してください。静的IPの指定はデフォルトのStaticIp-1でOKです。最後に「作成」ボタンをクリックすれば、さっき作ったインスタンスに固定IPが割り当てられた状態になります。下の画面では StaticIp-1 が WordPress-1 にアタッチ(割り当て)された状態になっていて、そのIPアドレスは 3.1XX.XXX.XXXということがわかります。(このIPアドレスは次のDNS設定で使いますのでメモしときましょう)

ホスト名(DNS Aレコード)の設定(10分)

さて、ここまででWordpressのインスタンス(仮想サーバ)を作って、そのインスタンスに固定IPアドレスを割り当てまで完了しました。あともう少しです!

ここでは、弊社の無料DNSサービス(汎用JPドメインと属性型JPドメインのみ対応)の freens.jp で設定してみましょう。メジャーなお名前ドットコムさんとか使うのが普通だと思うのですが、自社サービスの紹介もさせてくださいませ。無料ですし。

freens.jp で初めてご利用される方は、画面下部の茶色のエリア「初めてご利用される方」に利用ドメイン名を入力して所定の手順に従って利用登録(ドメインに対応するパスワードを入手)をしてください。

そのドメイン名(例:example.jp)とパスワードを、画面上部の水色のエリア「IPアドレス詳細設定」に入力しログインボタンを押してください。

ネームサーバ情報入力画面では、先ほどアタッチした固定IPを入力して「送信」ボタンを押してください。

これでDNSの設定も終わりました。DNSのレコード反映に5分~10分くらいかかるかもしれませんが、新規に取得したドメインであればおそらくすぐ反映するのではと思います!

ということで、 http://登録したホスト名/ でアクセスしてみましょう!

まだ、ちょっと気になる部分があるかと思いますが(Bitnamiロゴ)とかSSL設定とか、は、次の記事で説明します~。

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